(株)サンシティは30日、2007年12月期中間決算説明会を開催した。
当期(2007年1月1日~6月30日)の連結業績は、売上高288億9,400万円(前年同期比74.3%増)、営業利益32億600万円(同173.6%増)、経常利益25億9,500万円(同161.9%増)、当期純利益14億4,900万円(同163.5%増)となった。
分譲マンション事業においては、マンション建設に適した用地取得が安定的にでき、好立地の物件を低価格で売却できたことや、4月から連結子会社となった(株)地建における契約および引渡しが順調に推移し、売り上げに寄与。売上高125億400万円(同30.8%増)、営業利益8億4,300万円(同56.2%増)となった。
不動産流動化事業においては、(仮称)郡山駅東複合型商業施設の販売や、(仮称)盛岡南ショッピングセンター サンサの販売が順調に進み、販売件数7件、売上高154億9,200万円(同126.9%増)、営業利益24億5,600万円(同181.7%増)となった。
代表取締役社長である小出泰啓氏は「事業用地の異なる(株)地建を子会社としたことにより、東北から東日本ほぼ全域に活動の場を広げることができた。分譲マンション事業のみにとどまらず、地方商業施設の開発なども積極的に行ない、名実ともに1,000億円企業をめざす」などと語った。
なお通期においては、よりいっそうの不動産ファンド拡大が見込まれることから、単体では不動産流通事業の売上高が初めて分譲マンション事業を上回る見込み。売上高782億4,000万円(同78.8%増)、営業利益80億8,500万円(同95.7%増)、経常利益70億800万円(同97.0%増)、当期純利益41億1,400万円(同99.1%増)を見込む。