旭化成ホームズ(株)は、重量鉄骨システムラーメン構造の3・4階建てロングライフ住宅“ヘーベルハウス フレックス ピロティガレージのある家”を8月31日より発売した。
同商品は、システムラーメン構造の「ヘーベルハウス フレックス」の構造特性を生かし、1階の大部分を柱だけで支えるピロティ形式のガレージを採用。居住条件の厳しい都市密集地域において、日照・通風・眺望・防犯などでメリットの多い2階以上の階に居住空間をリフトアップすることで快適な生活を実現。近年多発している都市型水害に対しても被害を最小限に抑えることが可能となる。
さらに1階ガレージは、子供の遊び場や作業スペースなど多目的に活用できることに加え、将来的には店舗などの収益用途への転用も可能で、利用価値の高い都市部の敷地に適したロングライフ住宅を提案する。
従来のピロティ形式の建物では、1階の外壁量が極端に少なく、外壁の配置が偏りがちであるため、道路交通や鉄道などの影響による環境震動が発生しやすいが、同商品では、ピロティ形式の建物に適した制振装置「ダンパーフレーム」を独自に開発し搭載した。また、ホームエレベーターにも採用することで、上下階移動の負担を低減している。
価格はプロトタイプが4,200万円、初年度の販売目標は、年間150棟をめざす。