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コスト上昇を販売価格に転嫁できず、利益率低下/ファースト住建07年10月期第3四半期決算

 近畿圏中心に戸建事業を展開しているファースト住建(株)は30日、2007年10月期第3四半期決算を発表した。

 当期(06年11月1日~07年7月31日)は、売上高356億3,200万円(前年同期比15.6%増)、営業利益は30億1,000万円(同▲2.3%)、経常利益は29億3,900万円(同▲3.3%)、純利益は17億6,000万円(同▲1.7%)となった。

 主力事業である戸建分譲事業の事業エリアを拡大し、奈良県初となる「奈良支店」を開設するなど販売棟数増加に取り組んだ結果、売上高は順調に推移したものの、分譲用地の価格上昇や建築コストの上昇を販売価格に転嫁することができず利益率が低下した。

 なお、通期業績予想は、売上高460億円、営業利益36億円、経常利益35億5,000万円、当期純利益21億円を見込んでいる。


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