国土交通省はこのほど、平成19年7月分の「建築着工統計調査」を発表した。
7月の新設住宅着工戸数は8万1,714戸(前年同月比▲23.4%)と大幅に落ち込んだ。季節調整済年率換算値では、前月の135万4,000戸から94万7,000戸まで落ち込んでいる。6月20日に、改正建築基準法が施行されており、建築確認の手続きが変更されたことが要因とみられている。新設住宅着工床面積は、695万5,000平方メートル(同▲23.3%)と、同様の減少となった。
利用関係別では、持家が2万4,093戸(同▲26.0%)で6ヵ月連続の減少。貸家は3万4,763戸(同▲25.3%)。また、分譲住宅は、2万1,243戸(同▲20.6%)。そのうち一戸建て住宅は、8,948戸(同▲24.6%)と3ヵ月連続の減少。マンションは、1万2,165戸(同▲17.0%)だった。
なお、今回の着工大幅減少について、国土交通省は「制度変更に伴う手続き上の要因によるものであり、その影響は一時的なものであると考えている」とコメントしている。