(株)明電舎(東京都中央区、取締役社長:片岡啓治氏)と(株)世界貿易センタービルディング(東京都港区、取締役社長:高橋弘長氏)は4日、「ThinkPark Tower」(東京都品川区)の竣工式および竣工披露パーティーを開催した。
同物件は「アイディアが成長する街」をめざして、オフィスタワーや商業施設、住居、ホテル、フィットネスを集積したまちづくりが進められている「ThinkPark」内に立地。JR山手線ほか3線「大崎」駅から徒歩2分に位置する、地下2階地上30階、塔屋2階のオフィスタワー。敷地面積1万8,850.00平方メートル、延床面積15万1,937.93平方メートル。
長周期地震動にも十分な耐震性を有し、高い安全性、居住性を実現。基準階の貸室面積は約3,000平方メートルで、中心部分から窓面までの奥行きは約20mを確保。整形無柱の空間により、テナントのニーズに合うオフィス構成を可能とした。
また、24時間体制の有人管理、非接触型ICカードによるセキュリティシステムを構築している。
同物件の低層階に位置する商業施設「ThinkPark Plaza」には、国内外から25店舗のレストランやショップを集積。地域住民に加え、来街者へも快適な空間サービスを提供する商業ゾーンを展開する。店舗数は25店舗、総店舗面積は約4,100平方メートル。
そのほか、(株)メディカル・ハイネットが運営する都市型医療モール「DOKTORS(ドクトルズ)」や、トラベルサービス、調剤薬局なども入居する。
「ThinkPark」の敷地全体の約4割を占める「ThinkPark Forest」には、四季折々の自然を満喫できる緑あふれた空間を用意。東京湾からの海風を有効活用し、敷地内の表面温度を大幅に低下させる「風の道」などを設けている。
パーティーの中で、明電舎取締役社長の片岡啓治氏は「めざましい発展を遂げている大崎地区の中で、『ThinkPark』はランドマークとなるだろう。地域の皆様の憩いの場として、地域の発展に寄与していければ」と述べた。
また世界貿易センタービルディング取締役社長の高橋弘長氏は「当計画の建設コンセプトは“グリーンアーバニズム”。広大な緑地を設けたため、都市部のヒートアイランド化の対策となるだろう。常に安全で安心できる建物となるよう努力していく」と語った。