日本ファイナンシャルプランニング学会（日本FP学会）、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会は8日、中央大学多摩キャンパスにて、第2回「日本FP学会賞優秀論文賞」「日本FP学会奨励賞」「日本FP協会奨励賞」を発表、受賞者を表彰した。
「日本FP学会賞優秀論文賞」に選ばれたのは、流通科学大学商学部准教授・山下貴子氏と南山大学大学院ビジネス研究科准教授・山下忠康氏の共著論文「金融商品選択過程におけるマーケティング・コミュニケーション戦略の分析」。
また、「日本FP学会奨励賞」には、CFPの桑木小恵子氏の「証券化商品の情報開示制度と今後の課題」が、「日本FP協会奨励賞」には（株）三菱UFJトラスト投資工学研究所・川口宗紀氏と東京工業大学大学院准教授・中川秀敏氏の共著論文「住宅ローンの借り手の立場から見た最適プリペイメント戦略の研究」がそれぞれ選出された。最優秀論文賞該当者はいなかった。
日本FP学会賞は若手研究者への援助を通じてパーソナルファイナンス分野の研究振興に資することを目的に2005年設立されたもの。2回目となる今回は、応募総数10点の中から厳正な審査により優秀論文賞が選出され、受賞者に賞状と研究奨励金30万円が授与された。また、日本FP学会奨励賞、日本FP協会奨励賞受賞者にもそれぞれ賞状と研究奨励金10万円が授与された。選考委員は慶應義塾大学教授の吉野直行氏（委員長）などが務めた。
なお同賞の詳細等は日本FP協会広報課電話03-5403-9781まで。