森ビル（株）は14日、中国・上海市で建設中の101階建ての超高層複合ビルプロジェクト「上海環球金融中心」の上棟式を行なったと発表した。
「上海環球金融中心」はSRC造・S造地上101階地下3階建て、敷地面積3万平方メートル、延床面積38万1,600平方メートル。中国政府ならびに上海市政府の協力のもと、各国最新の技術、英知とノウハウなどが結集されたプロジェクト。
オフィスをはじめ、世界最高水準のサービスを誇るパークハイアットホテル、国際会議に対応するフォーラム施設、商業施設、世界一の高さ（地上472m）に設置された展望施設などによって構成される。
オフィスのリーシングは順調に推移しており、国際的金融機関を中心に、弁護士事務所、コンサルティング企業などからの入居希望が多く、すでに（株）みずほコーポレート銀行、（株）三井住友銀行が入居を決定。その他、現在具体的な条件交渉を進めており、オフィス稼働率は開業時40％、開業後1年で90％超と当初想定を上回る水準で推移する見込み。
また同物件は、金融センターに集積する最先端の情報・文化をフォーラム施設やテレビスタジオ機能などを通じて国内外に発信することで、上海における情報および文化交流活動の中心拠点としての役割も担う予定。
なお、竣工・開業は2008年春を予定している。