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「アスベストリスク管理コンサルティングサービス」を開始/協和エクシオ

 (株)協和エクシオ(東京都渋谷区、代表取締役社長:高島征二氏)は、新規事業として、既設物件の建材などに含まれるアスベストのリスクを診断、診断の結果解体等の必要がない物件についても継続してリスクを監視する「アスベストリスク管理コンサルティングサービス」を開始すると発表した。

 同サービスは、既設物件の壁材や屋根材といった建築資材に含まれるアスベストのリスクを診断し、物件の所有者や経営者に対し、解体や除去の必要性の有無に関する情報提供や、継続的に使用する場合における管理計画の提供など、資産価値や執務環境等の管理にも活用できる情報提供を実施するサービス。

 同事業を展開するにあたっては、同分野に関しオーストラリアで20年以上の実績があるノエル アーノルド&アソシエイツ社、環境経営・省エネルギーなどのコンサルタント企業であるNTT-GPエコ(株)(東京都練馬区、代表取締役社長:辻 和勝氏)と提携し、「AMIグループ」を設立。3社の協力のもとに積極的に提案を実施していく。

 診断は「企画・調査サンプリング」、「分析」、「カウンセリング」の順で構成され、現時点で解体・除去の必要のない物件に関しては、管理計画を策定しその後の劣化や損傷によるリスクを継続的に監視する「アフターマネジメント」を実施する。
 一方、解体・除去が必要な物件に関しても、撤去工事における管理業務を行なうことにより、工事中のリスク管理に加え、工事完了後にはアスベストによるリスクが完全に除去されているかどうかの評価を実施する。

 なお、一連のコンサルティングは、国際的なマネジメントシステムとして高い評価を得ているノエル アーノルド&アソシエイツ社の最先端のアスベストリスク管理モデルを導入し実施する。


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