ニューシティ・レジデンス投資法人(NCR)は24日、2007年8月期決算を発表した。
当期(2007年3月1日~8月31日)の営業収益は57億3,000万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は29億7,800万円(同▲5.5%)、経常利益は21億9,900万円(同▲10.0%)、純利益は21億9,700万円(同▲9.9%)となった。1口当たり分配金は1万3,393円。
当期の保有物件数は104物件、資産規模1,819億円となり、上場時の約3倍に成長した。保有物件の稼働率も、第1期末時点の91.7%から07年8月末には92.0%へと向上した。
当期は4月に短期借入金の返済資金に充当する目的で、総額170億円の投資法人債(5年債・7年債)を発行し、特定資産の取得資金に充当する目的で総額156億円の短期および長期借入を行なった。長期借入金については期間を5年とし金利スワップにより金利を固定化した。さらに資金調達の安定性および機動性の確保を目的として、7月にコミットメントラインの極度枠を70億円に拡大をした。
なお、次期(07年9月1日~08年2月29日)は、営業収益64億円(前期比11.7%増)、営業利益34億2,300万円(同15%増)、純利益24億2,900万円(10.6%増)、1口当たり分配金1万4,800円を見込んでいる。