埼玉県住まいづくり協議会(会長:宮沢俊哉・(株)アキュラホーム代表取締役)は26日、浦和コルソホールで、2007年度住生活月間シンポジウム「命を育む住まいづくり」を開催した。
第1部では「夢見る心を紡ぐ場所」と題して、向井亜紀さんが講演。同氏が幼いころに在住していた埼玉県の思い出などを語ったほか、「地域とのつながりを持って、埼玉県に愛着を持ち、引力のある住まいづくり、まちづくりをめざしてほしい」などと述べた。
第2部では、同協議会相談役の笠原高治氏を司会に、宮沢氏と埼玉県総合調整幹の樋口和男氏が「これからの住まいのあり方について」をテーマにした座談会を開催。その中で笠原氏は「今の住宅には“コミュニケーション”が失われている。これからは、住宅から失われたものをもう一度取り戻すための“見直し”が必要になるだろう」とまとめた。
シンポジウムの冒頭、同協議会会長の宮沢俊哉氏は「県民、行政、公共団体とともに、“住みやすい埼玉”を実感できる住まいづくりをめざしていきたい。埼玉を、“日本一住みやすいまち”にしていきたい」などと語った。