三井不動産(株)をはじめとする民間事業者5社は、JR「新三郷」駅前の「武蔵野操車場跡地」(埼玉県三郷市、約51.1ha)を活用した、大規模複合開発の建設工事に、6日より着手すると発表した。
同複合開発は、商業・住宅・物流施設など全12街区(総敷地面積約34ha)から構成される。総称のタウンネームを「Shin-Misato LaLa City(新三郷 ららシティ)」に決定した。
1986年に閉鎖された貨物列車の操車場跡地を開発するもので、独立行政法人 鉄道・運輸施設整備支援機構(以下、鉄道・運輸機構)により2006年7月に開催されたコンペにて、三井不動産を代表とするコンソーシアムが落札した。3~5街区・7街区を同社が開発し、1街区・大和ハウス工業(株)、2街区・プロロジス、6街区・IKEA Property,S.L.、8~12街区・三井不動産レジデンシャル(株)の各事業者が相互に連携を図り、計画を推進した。
現在、鉄道・運輸機構による道路などの基盤整理が行なわれており、今後、スウェーデンのホームファニッシングカンパニー・IKEA(イケア)による「IKEA 新三郷」の起工式が6日開催されるのを皮切りに、各街区が順次着工していく。
「(仮称)ららぽーと新三郷」、「IKEA 新三郷」に加え、世界約520ヵ所で展開する会員制大型卸売り店「コストコホールセール」を誘致し、駅前エリアに国内有数の一大商業集積ゾーンを創出する。また、戸建て住宅(269区画)や大型物流施設も建設され、08年10月以降、順次開業していく。