(株)ダヴィンチ・アドバイザーズは7日、2007年12月期第3四半期決算を発表した。
当期(07年1月1日~9月30日)の連結売上高は1,674億2,100万円、営業利益671億3,800万円、経常利益500億1,400万円、当期純利益92億3,000万円。
同社は、06年12月期下半期から持分法適用子会社として処理していたファンドを連結子会社としている。そのため、ファンドの不動産売却益、賃貸収入など投資家に帰属するものが含まれるため、売上高が大きく増加。また、ファンドで発生した営業費用、ファンドが不動産を取得するための借入金利息なども含まれるため、営業利益、経常利益も膨らんでいる。
経常利益500億1,400万円のうち、外部投資家に帰属する利益は344億300万円で、少数株主損益として経常利益から控除される。そのため、四半期純利益は持分法と同額の92億3,000万円となる。この数値は、通期予想112億円の82%水準。安定収入であるファンドのマネジメントフィーのほか、ファンド物件売却などが収益寄与している。
なお、通期では、連結売上高2,500億円、営業利益910億円、経常利益680億円、当期純利益112億円を見込んでいる。