アセット・マネジャーズ(株)は8日、連結子会社であり、イーアセット投資法人(EAI)の投資信託委託業者である(株)アセット・リアルティ・マネジャーズを完全子会社化。全株式を、ラサール インベストメント マネージメント(株)(以下、ラサール)に譲渡すると発表した。これにより、アセット・リアルティ・マネジャーズは、ラサールの完全子会社となる。
アセット・マネジャーズグループは、10月11日開催の取締役会において、市場環境の変化に迅速に対応していく等の目的で、持株会社体制への移行を決議。アセット・リアルティ・マネジャーズの移動は、その一環で、不動産ファンド事業のいっそうの拡大を図ることを目的に、他事業とのシナジー効果が薄いJREIT事業から撤退。経営資源を私募ファンド事業へ集約する。
イーアセット投資法人は、市場競争激化等で優良物件の取得が厳しくなってきている中、ラサールとの協働により、ポートフォリオの拡大、および質の向上をめざす。
ラサールはアセット・リアルティ・マネジャーズの株式を100%取得した上で、同社に非常勤取締役を派遣。また、イーアセット投資法人は、ラサールの親会社であるラサール インベストメント マネージメント インクが運用する私募不動産ファンドが供出する不動産ポートフォリオを取得、さらにLIMが運用する私募ファンドおよび協働投資家に対する第三者割当による新投資口を発行する。
株式譲渡契約は11月8日に締結されており、19日に株式譲渡の予定。同日アセット・リアルティ・マネジャーズは、「ラサール インベストメント アドバイザーズ(株)」と商号も変更する。