(株)不動産経済研究所は15日、2007年10月度の「近畿圏マンション市場動向」を発表した。
10月の新規販売戸数は2,648戸(前年同月比▲14.8%、前月比▲27.3%)となった。
1戸当たりの平均価格は4,318万円(前年同月比34.6%増)。1平方メートル当たりの単価は56.1万円(同21.4%増)となり、平均価格、1平方メートル当たりの単価ともに大幅アップとなった。
また、契約率は今年最高の78.1%(前年同月比8.5ポイントアップ、前月比8.4ポイントアップ)となった。
販売在庫数は5,224戸(前月末比▲208戸)であった。
即日完売物件は「グランドメゾン京町堀タワー」2期1次(大阪府大阪市、60戸、平均5,082万円、先着順)など22物件、687戸。
11月の販売戸数は2,300戸程度となる見込み。都心集中から郊外へと販売エリア拡大が進んでおり、在庫の増加傾向が続く中、発売先送り傾向が解消されつつある、と同社では分析している。