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大型ビルの平均募集賃料、22ヵ月ぶりに上昇ストップ/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画(東京都港区、代表取締役社長:中村郁文氏)は、2007年10月度の全国4大都市圏(東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況をまとめた「LEASING REPORT 2007年12月号」を発表した。
 07年10月1日~31日までの期間に、テナント募集を行なったオフィスビル合計1万2,549棟を対象に調査を実施したもの。

 都内主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均募集賃料は、坪単価3万1,970円で前月比19円の減少と、22ヵ月ぶりに平均賃料が前月比マイナスを記録。平均空室率については、前月比+0.03の2.65%と、市場の飽和・相場の天井の気配が感じられると分析している。
 これは、米サブプライムローン問題や原油価格高騰の影響などが要因と指摘、今後の賃料相場動向については、当面は現状の高値止まりで推移すると予測している。

 なお、賃料については、主要5区中4区が前月を下回る中、渋谷区のみが前月比2,433円増と大幅に上昇。これは、道玄坂の新築ビルをはじめ、大型物件の供給量が増えたことが要因としている。

 なお、その他主要エリアのオフィス市況についての詳細は、Webページ「ビル NAVI」を参照のこと。


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