産業用不動産を開発・運営のAMBプロパティ・コーポレーションは11月29日、中国寧波港と昆山保税物流園区の2ヵ所で物流施設建設に着工したと発表した。2ヵ所の物流施設は合計で5万6,500平方メートル。
同社のハミド・モガダム会長兼最高経営責任者は、同社にとって国際貿易による大きな成長機会が中国にあるとしたうえで、「今回着工した施設は、初めての港湾関連施設・保税物流施設であり、稼働すればAMB社の競争力は一段と強化され、経営効率が高まり、顧客にメリットを提供することができる」と述べている。
同社は9月30日時点で、アジアに合計110万平方メートル余りの施設を保有。中国では開発中のものも含めると18万5,000平方メートルの施設を保有し、国際的なサードパーティのロジスティック、ディストリビューション、リテール企業に全スペースを賃貸している。