(株)長谷工コーポレーションは26日、REIT事業に関する合弁事業の解消と、それに関連した投資法人および資産運用会社の解散について決議、同事業のスポンサー会社間で合意したと発表した。
同社は、(株)明豊エンタープライズなど3社と共同で、2005年3月に資産運用会社「エコロジー・アセットマネジメント(株)」、06年4月に「エコロジー・リート投資法人」を設立。JREIT上場をめざしてきた。
しかし、JREITをめぐる市場環境が厳しさを増す中で、投資法人の上場は当面難しいとの判断に至り、上場JREIT立ち上げを一旦断念することにしたもの。資産運用会社と投資法人は解散する。投資法人が保有する資産については、供給・あっせんしたスポンサー企業が引き取ることになる。
なお、投資法人の持つ物件売却で簿価以上の回収が見込まれることから、解散にあたっての損益は軽微であるとしている。