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持分適用会社の赤字決算の影響で増収減益/日土地07年10月期決算

 日本土地建物(株)は9日、2007年10月期(第66期)決算を発表した。

 当期(06年11月1日~07年10月31日)の単体営業収益は525億800万円(前期比50.4%増)、経常利益は79億2,300万円(同26.3%増)、当期純利益は34億9,400万円(同5.0%増)。

 主力の「土地建物賃貸事業」は、当期竣工および前期取得ビルの通期稼働と賃料引き上げによる増収効果により、256億8,300万円(同5.6%増)を計上。
 「不動産販売事業」では、戸建住宅分譲が順調に推移したことに加え、ファンド向け物件売却による大幅増収が寄与し、245億7,000万円(同173.6%増)となった。
 「その他事業」においても、不動産鑑定収入、不動産証券化に係る各種マネージメントフィーの大幅増収により、22億5,400万円(同40.4%増)を計上した。

 連結の営業収益は623億2,700万円(同52.3%増)、経常利益は89億6,200万円(同▲15.4%)、当期純利益は38億1,000万円(同▲48.3%)。

 連結対象会社の業績が寄与し、営業収益は大幅増となったものの、持分適用会社の東京リース(株)の前期赤字決算が影響し、減益となった。


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