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より良く、安い住宅の提供に定借制度の活用を/首都圏定借機構が新年賀詞交換会

あいさつを述べる稻本会長
「昨年失った信頼を取り戻せるよう、政治家の方などの力をお借りして、業界にとってより良い1年にしたい」と語る勝木理事長

 特定非営利活動法人 首都圏定期借地者借家権推進機構は10日、パシフィックセンチュリープレイス丸の内(東京都千代田区)で新年賀詞交換会を開催した。

 冒頭、あいさつに立った同機構会長の稻本洋之助氏は「市場が順調とは言えない昨今、供給する側には定借志向が高まっている。より良い住宅の供給が可能となっており、非常に喜ばしい」などと述べた。

 また同機構理事長の勝木雅冶氏は「昨年はマンションの耐震偽装問題が取り沙汰されるなどあまり良い話を聞かなかったが、今年は失った業界の信頼を取り戻すよう、業界全体で取り組んでいきたい」などとあいさつした。

 その後、一級建築士で元港区区長の原田敬美氏が「街づくりの話題」をテーマに講演を行ない、港区での定借事業の実例を詳しく紹介した。


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