イヌイ建物（株）は15日、2007年11月期の決算短信を発表した。
今期（06年12月1日～07年11月30日）の売上高は149億600万円（前期比3.6％増）、営業利益は25億7,900万円（同3.8％増）、経常利益は25億4,800万円（同14.0％増）、当期純利益は13億8,300万円（同18.9％増）であった。
当期は、減価償却費の減少により営業利益が増加、経常利益も匿名組合投資損失の減少により増益となった。固定資産売却益の計上などにより、当期純利益も前期比プラスとなった。
セグメント別では、物流事業においては、前期に行なった倉庫事営業所の統廃合の効果や、トランクルーム貨物の取扱いが好調で前期比39.1％の増益。レジャー事業も、営業利益が7,500万円で前期比135.2％の増益、システム開発関連事業は、営業利益が9,500万円で、前期比167.5％の増益となった。不動産事業は、マンションリニューアルの積極策による稼働住戸の減少もあり営業収益は48億4,900万円で前期比1.6％の減収となったものの、営業利益は減価償却費の減少があり、27億5,300万円で前期比0.4％の増益となった。
次期の連結業績予想については、売上高155億円（同4.0％増）、営業利益26億円（同0.8％増）、経常利益24億5,000万円（同▲3.8％）、当期純利益13億円（同▲6.3％）を見込んでいる。