(株)不動産経済研究所は21日、2007年12月度の近畿圏マンション市場動向を発表した。
12月の新規発売戸数は2,894戸(前年同月比▲9.1%)。契約率は70.4%(同3.4ポイント上昇)。1戸当たり平均価格は、3,136万円(同▲12.8%)で2ヵ月連続の下落。逆に1平方メートル当たり単価は49万7,000万円(同 1.4%上昇)で4ヵ月連続のアップとなった。
販売在庫数は5,769戸(前月比310戸増)。即日完売物件は、28物件・715戸となった。なお、1月の発売戸数は800戸程度の見込んでいる。
また、07年1月~12月の近畿圏マンション発売戸数は3万219戸(前年比0.2%増)とほぼ06年と同水準となった。地域別では、大阪市が6,986戸(同▲18.3%)、大阪府下9,623戸(同12.5%増)、神戸市3,626戸(同36.0%増)、兵庫県下3,705戸(同▲15.4%)、京都市2,539戸(同40.7%増)、京都府下698戸(同24.9%増)、滋賀県1,497戸(同▲13.1%)、奈良県1,386戸(同7.4%増)、和歌山県159戸(同▲52.5%)。
月間契約率は、68.0%(同▲4.9ポイント)。1戸当たり平均価格は3,478万円(同2.9%上昇)、1平方メートル単価は47万円(同4.7%上昇)だった。08年の販売戸数は、2万5,000戸(07年比▲17.0%)を見込んでいる。