ハイアス・アンド・カンパニー(株)は23日、シェラトン都ホテル東京(東京都港区)において「第1回ハイアークラブ全国大会」を開催した。
同社が運営するハイアークラブとは、不動産コンサルティングスキルを組織的に高める仕組みを持つ事業支援組織。不動産管理会社や資産コンサルティング会社、建設会社などを対象に、業務支援を行なう専用ITツール「ハイアー・プロ」を提供し、活用マニュアルと研修プログラムによって高いレベルのコンサルティングを可能とするもの。
ハイアークラブの会員約130名を集めた開会セレモニーでは、同社代表取締役の濱村聖一氏が「初の全国大会を開催することができて光栄に思う。今後はさらに“ハイアー・プロ”の有効活用法を会員に広め、ブランディングを高めていきたい」と挨拶した。
続いて、相続支援ネット代表・江里口吉雄氏が「相続・財産相談がこれからの不動産相談の切り口」をテーマに基調講演を行ない、「相続のプロは税理士ではなく、土地評価などの知識を豊富に持つ不動産業・宅建業に携わる皆さん方。相続は敷居が高いと敬遠せず、自信を持って相続問題に取り組み、経営に生かしていただきたい」と語った。
また、全国の会員の中から優秀なコンサルティングを実践した活動を表彰する「コンサルティングアドバイザー大賞」の授賞式も行なわれた。
最後に、ハイアークラブのブランディング施策として、サイトリニューアルなどのネットブランディング強化や研修体系のバージョンアップ、住宅仲介ポータルサイトの展開などが発表された。