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首都圏の大学生、平均家賃は6.03万円/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、「大学生の一人暮らしの実状と部屋探しについて」のアンケート調査結果を発表した。
 首都圏で一人暮らしをしている大学生476人(内訳:男子242人、女子234人)を対象に、07年10月12日(金)から15日(月)の4日間、住まいについて(現状と希望)と住まい探しについてをインターネットによりアンケートしたもの。有効回答数は476件。

 それによると、現在の家賃は平均6.03万円。女子のほうが若干高く、男子の平均5.78万円に対し、女子は平均6.28万円。「もし引っ越しをするとしたら家賃はどこまで出せるか」では、平均6.41万円で、現在家賃より4,000円ほどあがった結果となった。
 現在の建物のタイプは、女子では半数近い48.7%がマンションと回答、一方男子はアパート住まいが71.5%。引っ越すとした時の希望の建物タイプについては、どちらでもかまわないという回答が全体の43.5%となった。現在の間取りについての問いには59.9%が1Kと回答したが、引っ越す時の希望間取りについては、6割以上が「1DK」以上としていた。

 現在の住まいを決める際に重視した点(複数回答可)では、トップが「家賃」、次いで「学校から近い」「間取り・広さ」、「最寄駅から近い」であった。引っ越しする際に重視したい点も、「家賃」、「間取り・広さ」、「最寄駅から近い」「学校から近い」と、ベスト4の構成要素は変わらない結果に。引っ越すとして重視することで、セキュリティーの項目が男子19.4%に対し女子では53.8%と、性別により大きく回答に差が出ている。

 今ある機能・設備については「エアコン」付きの住まいは、全体で95.8%。「B・T」が独立も全体の7割ほど、室内洗濯機置場やバルコニーも半数以上であった。なくて不便なもののトップは、「防音」で、全体で43.1%、次いで「追いだきバス」の28.6%であった。

 住まい探しについては、情報の入手、契約ともに3月に集中しているが、入学後という人も全体の15.3%を占めた。住まい探しや手続きについては、男子が半数弱の47.5%が「自分自身」で行なったのに対し、女子は、「自分自身」(32.1%)より「主に親」(38.0%)が多い結果となった。


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