不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

戸建注文・低層賃貸住宅とも、マイナスに転落/住団連「住宅業況調査報告」

 (社)住宅生産団体連合会は6日、「平成19年度第4回住宅業況調査報告」を発表した。同調査は、会員会社の支店・営業所・展示場等の営業責任者を対象に、3ヵ月ごとに実施。受注棟数や金額など業況感のアンケート結果を基に指数化しているもの。

 戸建注文住宅の今期(2007年10月~12月)受注実績指数は、前期(2007年7月~9月)のプラス反動からか、マイナスに転落。受注金額もマイナスに転落した。
 地域別の総受注棟数指数は、全地域がマイナスで、東北(マイナス5)以外では、北海道(マイナス34)、関東(マイナス31)、中部(マイナス24)、近畿(マイナス57)、中国・四国(マイナス41)、九州(マイナス45)と、二桁以上のマイナスで、全体としても大幅なマイナスとなった。

 次期(2008年1月~3月)は、今期に比べて総受注棟数がプラス31、受注金額がプラス6、地域別には北海道がプラス51、東北プラス18など、各地域ともプラス基調を見込んでおり、全体としても二桁のプラスの見通し。

 一方、低層賃貸住宅の今期受注実績は、総受注戸数がマイナス20、受注金額がマイナス21と、いずれも前期のプラスからマイナスに転落した。
 次期は今期に比べ、総受注戸数がプラス12、受注金額プラス4と予測している。



最新刊のお知らせ

2025年7月号

定住・関係人口増加で空き家も活用? ご購読はこちら