森ビル(株)は、同社代表取締役社長の森稔氏が5日(日本時間:6日)、ハーバード・ビジネス・スクール(アメリカマサチューセッツ州ボストン)の授業において講義を行なったと発表した。
講義は、同スクールのケーススタディとして取り上げられた「Roppongi Hills: City Within a City」(六本木ヒルズ:都市の中の都市)を題材に、スタディを熟読・研究した学生たちが、実際にプロジェクトを推進した森氏と直接議論を交わす、という形を中心に進められたもの。
「不動産における戦略的ポジショニング」が主眼に置かれている同講義において森氏は、不動産ビジネスを行なううえで最も大切なポイントとして、明確なビジョンを描くことの重要性を学生たちに伝えた。
また質疑応答では、ビジョンを実現するプロセスや森氏の経営者としての考え方に関心が集まり、活発な議論が展開されたという。