産業ファンド投資法人(IIF)は14日、「IIF羽田空港メインテナンスセンター」(東京都大田区)を取得したと発表した。
「IIF羽田空港メインテナンスセンター」は、連絡通路でつながった2棟の航空機整備用格納庫(ハンガー)で、それぞれの名称は「メインテナンスセンター1」、「メインテナンスセンター2」。
いずれも、鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺地下1階付7階建て、本棟に格納庫・事務所・機械室、附属建物として守衛所、倉庫を有する。取得先は(株)日本航空インターナショナル、取得価額は422億1,000万円。
羽田空港は滑走路整備、国際線旅客ターミナル、貨物ターミナルを整備する再拡張事業を進めており、今後もその重要性の高まりが期待されること。また、羽田空港第1旅客ターミナル南方の格納庫が並ぶエリアに位置する本物件は、羽田空港を形成する3本の滑走路に囲まれており、他の滑走路を横断することなく格納庫と滑走路の間を移動できるという位置にあることから、中長期的に安定的収益確保をめざす同投資法人のニーズに合致すると判断、今回の取得に至ったもの。
取得予定日は2月29日。今回の資産取得により、同投資法人のポートフォリオは10件、取得価格ベースで1,071億1,000万円となる。