（株）計電産業は、既存の錠前のシリンダー部分だけを取り替えるだけで人体通信に利用できる電気シリンダー「e-Cylinder（イー・シリンダー）」の発売を開始した。
これまで出入管理を行なうためには、カードリーダや指紋照合などの個人識別機械の設置以外に、通常の錠前を電気錠への取り替えが必要であった。また電気錠への交換作業は、扉内への通線や電気錠を取り付けるための扉への加工等、状況によっては扉の付け替えが必要となり、非常にコスト高となっていた。
「e-Cylinder」は、既存の錠前のシリンダーを取り替えるだけで出入管理を可能とするのが特徴。
一般住宅の既設錠にも簡単に取り付けることができ、ホームセキュリティ・出入管理に組み込むことができるという。
さらに「人体通信」技術と組み合わせれば、個人認識用のICカードをポケットなどに入れたまま、人体を通して送られた鍵情報を受信機から受け取り、鍵の施錠・解錠を行なうこともできる。