東京グロースリート投資法人(TGR)は19日、2007年12月期決算を発表した。
当期(2007年7月1日~12月31日)の営業収益は16億6,400万円(前期比1.7%増)、営業利益7億4,400万円(同▲4.9%)、経常利益4億8,500万円(同▲19.4%)、当期純利益4億8,100万円(同▲19.9%)、1口当たりの分配金は8,934円となった。
当期においては、スポンサー企業のサポートを活用するほか、相対中心の取引を行なうことで過度な取得競争を避けたため、取得物件数は居住用不動産2件、オフィスビル1件、駐車場6件となった。
また、保有物件の譲渡を行なわなかったため、営業利益は前期比4.9%の下落となったが、賃貸事業収入においては14.6%上昇し、着実な成長を遂げている。
これらの結果、当期末時点での保有物件は56件、取得総価額は448億800万円、総賃貸可能面積は9万7,384.59平方メートルとなった。
次期については、取得競争力向上のために資産運用会社独自の情報ルート拡大に努めるとし、また、売却による保有物件の入替えを行ない、管理運営の効率性の向上およびポートフォリオの収益力の向上を図ることで、営業収益17億1,000万円、営業利益6億8,500万円、経常利益3億9,700万円、純利益3億9,500万円、1口当たりの分配金7,300円を見込んでいる。