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07年の全国マンション発売戸数、14%減の13万3,000戸に/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は19日、2007年の「全国マンション市場動向」調査を発表した

 07年1年間に全国主要都市で発売された民間マンションは13万3,670戸(前年比▲14.2%)と2ケタの減少となった。地域別では、首都圏が6万1,021戸(同▲18.1%)と大幅に供給戸数を落としたほか、近畿圏3万219戸(同0.2%増)、東海・中京圏1万125戸(同▲1.3%)、北海道3,828戸(同2.7%増)、中・四国6,563戸(同▲27.5%)、東北3,516戸(同▲28.4%)、九州1万2,891戸(同▲21.2%)といずれも弱含みの推移となった。

 一方、マンション分譲価格は、全国平均で3,813万円(同7.1%アップ)。首都圏平均は4,644万円(同10.6%アップ)、近畿圏平均が3,478万円(同2.9%アップ)となった。

 事業主別の発売戸数では、穴吹工務店が5,037戸を供給しはじめて1位となった。以下2位大和ハウス工業(4,560戸)、3位三井不動産レジデンシャル(4,475戸)、4位野村不動産(3,829戸)となり、29年間連続首位だった大京は、5位(3,778戸)にとどまった。

 なお、08年の発売見込みは、全国で約12万3,000戸(07年比▲8.4%)。「改正建築基準法の影響が本格化し、大都市圏・地方圏とも供給戸数が減少する一方、エリア毎に都心化が進捗。一層の二極化市場となる」としている。


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