MIDリート投資法人（MID）は22日、2007年12月期決算を発表した。
当期（07年7月1日～12月31日）の営業収益は62億9,900万円（前期比1.8％増）、営業利益は28億6,600万円（同▲7.9％）、経常利益は23億9,600万円（同▲10.2％）、当期純利益は23億9,400万円（同▲10.2％）で、1口当たり分配金は1万3,043円となった。
当期は、「御堂筋MIDビル隣接土地」および「（仮称）桜通MIDビル」の開発を行なう桜通開発合同会社を営業者とする匿名組合出資持分を取得。また、良好なテナントリレーションによる既存テナントの増床や新規テナント誘致の実現により、当期末時点での稼働率は98.4％となっている。
なお、当期末現在の保有物件数は11物件（匿名組合出資持分は含まない）、取得価格の総額は1,525億1,000万円。
次期は、中長期的な収益の維持向上を図るため、既存テナントの満足度向上、新規テナントの誘致活動による賃料収入や稼働率の維持向上などを図っていく。さらに、大阪圏だけでなく、首都圏や政令指定都市等のオフィスビルや商業施設などの取得も検討していくとし、営業収益63億円、営業利益27億7,800万円、経常利益22億8,200万円、当期純利益22億8,000万円を見込んでいる。