国土交通省は22日、（株）NTTデータが作成した構造計算プログラム「SEIN La CREA認定版／RC」および「SEIN La CREA認定版／S」を大臣認定した。
構造計算プログラムは、建築確認手続きの円滑化のため早期認定・頒布が要請されていたが、偽装を防止するための改ざん防止機能や多様な設計に対応するための汎用性が求められるため、開発が大幅に遅れていた。
そこで、プログラムの開発に特例的に国が関与することとし、最も開発が先行していたNTTデータと設計者（建設会社、設計事務所）、審査者（指定確認検査機関、指定構造計算適合性判定機関）によるコンソーシアムを設置。1月21日のプログラム仮認定後、試行利用を行なうと同時に、プログラムの正式認定後に円滑に利用がなされるよう、全国の設計事務所等に対し、仮認定プログラムを用いた研修会を実施していた。