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オフィスビルの環境保護施策、「緑化」を評価/森ビル「07年 ヒルズオフィスライフ調査」

 森ビル(株)は12日、「2007年度 ヒルズオフィスライフ調査」の結果を発表した。  

 同社では、オフィスライフに求められるサービスの把握などを目的にアンケート調査を行なっており、今回は環境保護に対する意識を調査した。
 「六本木ヒルズ」「アークヒルズ」「愛宕グリーンヒルズ」に勤務するオフィスワーカーを対象に、インターネットで調査を行なったもので、調査期間は2007年11月19日~12月6日。集計対象回答数は739名。
 
 「環境保護に対する関心の有無」については、「関心がある」との回答が全体の約8割であった。性別・年代別にみると、女性(86%)と40代以上(89%)の関心が高い傾向がみられるが、性別・年代問わず全般的に高い関心を持っていることがわかった。
 また、「環境に配慮したオフィスビルでの就業意向」については、「働きたいと思う」もしくは「まあ働きたいと思う」の合計が9割に達し、オフィスビルに対する環境保護への要望が高いことがわかった。

 オフィスビルにおける環境保護施策として、最も意義があると考えられる取組みについての質問では、「緑化」(39%)、「節電」(20%)、「ゴミの分別回収、リサイクルおよび削減」(17%)という結果となった。「緑化」については、すべての性別、年代において評価されており、幅広く支持されている施策ということがわかった。
 
 同社では今回の調査結果を受け、「今後のオフィスビルを考えるうえで、“緑化”が一つの観点になる」としている。


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