不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

23区のマンション価格、全タイプで上昇/RIF07年下期「住宅マーケットインデックス」

 住宅インデックス・フォーラム(RIF)は25日、2007年下期版「住宅マーケットインデックス」を発表した。

 同フォーラムは、(財)日本不動産研究所の調査協力を得て、アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが運営する団体。東京23区のマンション全般を対象とした市場動向インデックスをまとめている。

 東京23区の新築マンション価格は、大型タイプ(80平方メートル以上)が1平方メートル当たり110万4,000円と前年同期比52.9%の大幅上昇となったほか、標準タイプ(40~80平方メートル未満)でも82万9,000円(前年同期比6.0%増)、小型タイプ(40平方メートル未満)も105万2,000円(同5.6%増)となった。特に都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の大型タイプは192万円(同102.1%増)と価格が2倍に跳ね上がった。

 一方、23区新築マンションの「粗利回り」は、大型が5.4%(同▲2.4ポイント)、標準が5.2%(同▲1.0ポイント)、小型が4.4%(同▲0.2ポイント)と、価格の上昇を受け、すべて過去最低を記録した。

 また、東京23区の中古マンション価格(1平方メートル当たり)も、大型76万2,000円(同11.9%増)、標準60万8,000円(同8.2%増)、小型67万4,000円(同5.1%増)と全タイプで上昇。逆に「粗利回り」は、大型6.9%(同▲0.4ポイント)、標準6.4%(同▲0.3ポイント)、小型6.4%(同▲0.3ポイント)と全タイプで低下。標準・小型タイプは過去最低となった。

 なお、4月1日に発売する「住宅マーケットインデックス」(A4判66頁)は東京23区、都心5区、各区における新築・中古、大型・標準・小型の各マンションタイプの価格、賃料、利回り水準などを掲載。今回から城西2区、城南6区、城東6区、城北6区のエリア情報も追加している。定価は2,100円(税込み)。購入の問い合わせは、アットホーム(株)カスタマーセンター(03-3730-6395)まで。


最新刊のお知らせ

2025年7月号

定住・関係人口増加で空き家も活用? ご購読はこちら