三井不動産(株)は、同社7番目のアウトレットパークとなる「三井アウトレットパーク入間」(埼玉県入間市)を、10日にオープンする。
同施設は、西武池袋線「入間市」駅からバスで15分、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)入間インターチェンジから約500m、東京環状(国道16号線)沿いに立地する、総敷地面積約8.6ha、店舗面積約3.2ha、テナント数204店舗の商業施設。アウトレット系の商業施設としては日本最大規模となる。
テナントは、アパレル、アクセサリー、日用雑貨、スポーツ用品などさまざまで、日本初出店となるテナントが44店、関東初出店が70店出店した。開発に当たっては、自然豊かな周辺環境に配慮し、既存樹木の移設や約2haに及ぶ芝生広場などを整備している。また、隣接地には、会員制小売業の「コストコホールセール」が同時出店しており、同店との相乗効果にも期待を寄せている。
8日、開業に際して行なわれた内覧会・記者会見で挨拶した同社常務執行役員商業施設本部長・飯沼喜章氏は「今回の施設オープンを機に、アウトレット施設の名称を『アウトレットパーク』と改め、ブランドのさらなる浸透を図ることとした。今年秋には、仙台店もオープンする。アウトレットパークの06年度売上高は980億円で、07年度もこれを上回る過去最高を達成する見込みだ」と語った。
同施設は、自家用車、電車、バスなど来場手段が豊富なことから、首都圏在住の約1,400万人をターゲットとする。初年度来場者目標を600万人と定め、売上高260億~280億円を見込んでいる。