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東京主要5区の大型ビル募集賃料、4ヵ月ぶりの下落/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は10日、2008年3月度の「東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況速報」を発表した。08年3月1日~3月31日までにテナント募集を行なったオフィスビル4,692棟を対象に調査したもの。

 東京主要5区の3月度の大型ビル平均募集賃料は、坪単価3万1,841円(前月比▲253円)と4ヵ月ぶりに下落したが、「年度末の決算期にあって多くの企業で業績が低迷している一方、賃料相場自体は高止まりが続いていることからテナントの借り控えが起こっているため」と分析している。

 一方、平均空室率は2.86%(前月比0.16ポイント増)と悪化した。エリア別では千代田区1.39%(前月比0.01ポイント増)、中央区1.47%(同0.05ポイント増)、港区4.18%(同0.16ポイント増)、新宿区2.95%(0.13ポイント増)、渋谷区4.32%(同0.48ポイント増)となった。


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