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改正建築基準法の影響、コストアップなどで赤字に/三光ソフラン08年8月期中間決算

 三光ソフラン(株)は15日、2008年8月期中間決算を発表した。

 当期(07年9月1日~08年2月29日)の連結売上高は116億6,400万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は4億1,200万円(同▲18.9%)、経常利益は1,200万円(同▲98.2%)、当期純損失は3億8,000万円。

 当期、建設不動産事業における戸建分譲住宅の販売や収益用不動産の販売を積極化するとともに、賃貸管理事業における、安定収益の拡大に向け、店舗出店と賃貸管理戸数の増大に注力。また、介護事業においてグループホームの棟数拡大とサービス拡充などに努め高い入居率を維持し、売上高が前年同期比13.3%増となるなど堅調に推移した。しかし改正建築基準法の施行による確認申請や着工の遅れ、原油価格高騰による建築資材のコストアップなどにより、赤字決算となった。

 セグメント別にみると、建設事業では、売上高14億700万円(前年同期比▲33.5%)、営業利益3,000万円(同▲85.0%)。
 不動産販売事業では、分譲住宅の販売や収益用不動産販売の拡大を図り、売上高34億7,600万円(同35.5%増)、営業利益3億3,000万円(同23.4%増)。
 賃貸管理事業では、(株)アパマンショップネットワークのフランチャイズ企業として(株)アップルが管理戸数増のために出店を加速した結果、売上高28億2,600万円(同7.7%増)と拡大したものの、出店に伴うイニシャルコストが発生し、営業利益は3億2,300万円(同▲9.7%)にとどまった。
 また、介護事業においては、グループホームが前中間連結会計期間より新たに15棟増加し92棟となり、入居率95%を維持した結果、売上高42億1,000万円(同19.9%増)、営業利益1,700万円(前年同期は営業損失4,400万円)となった。

 なお、通期については、売上高260億円、営業利益12億7,000万円、経常利益7億2,000万円、当期純利益3億2,000万円を見込んでいる。


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