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体験型モデルハウス「CLASTO sight」、首都圏13ヵ所でオープン/東急ホームズ

今後の展望を語る森 敏郎社長
体験型モデルハウス「臼井クラストサイト」

 2008年4月、東急ホームと東急アメニックスの合併により設立された(株)東急ホームズは17日、新会社初のプロジェクトとして首都圏13ヵ所・58棟をオープンする体験型モデルハウス「CLASTO sight(クラストサイト)」についての記者発表会を開催した。

 「クラストサイト」は、新築からリフォーム、インテリアや土地探しなど幅広く、ユーザーに最適な“暮らしかえ”を提供する、生活体験型モデルハウス。実需サイズで確認できるモデルハウスとして、リフォーム商品「暮らしアップ」、輸入住宅「ミルクリーク」、建売住宅「リフレスト」を、それぞれ建設。従来の総合住宅展示場や「クラストパーク」、「有明 Show Sight」(東京都江東区)などと相互に補完させながら、複合的に活用する予定。
 ミリクリークはもちろん、リフレストやリフォームを施した住宅でも試泊が可能で、展示棟は建売住宅として販売する。また、新規開発材の検証や、エンドユーザーからの意見を吸い上げる場として活用していく。総動員数は、2ヵ月で1,500組を見込んでいる。

 今回のプロジェクトは、注文住宅のノウハウをリフォームに投入し、企業の総合力を上げることが狙い。同社代表取締役会長・金指 潔氏は「東急グループ内でも、B to Cの最たる事業。グループ全体で支援していき、住生活総合ソリューション会社として、ユーザーのライフスタイルに合わせて、新築、リフォーム、インテリアの入れ替えなどをトータルで提案。シナジー効果を発揮したい」と述べた。
 
 また、同社代表取締役社長・森 敏郎氏は「私自身、営業経験が長かったことからも現場力を大切にしていきたい。事業ポートフォリオを最適化し、高い商品力を持って、差別化を図っていき、お客さまに豊かな暮らし方の提案をしていく」と語った。

 同社は、08年度売上高600億円超、13年度には1,000億円を見込んでいる。


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