野村不動産ホールディングス(株)は17日、「新宿野村ビル」(東京都新宿区)にて記者懇親会を開催した。
冒頭挨拶に立った取締役社長の鈴木弘久氏は「08年3月期決算については、増収増益のめどが立っており、さらに過去最大の利益を達成できる見込みとなっている。また、資産運用残高についても期末時点で1兆円超えるなど、中期経営計画における順調なスタートが切れたと思っている」と述べた。
マンション分譲市場については、郊外部中心とした販売戸数の減退、富裕層の購入意欲減退などにも触れつつも、2月に発売開始した「プラウドタワー練馬」(東京都練馬区)においてはモデルルーム来場者も多く、80%が契約済みであることを明らかにした。また、用地についても順調に取得していると語った。
今後については中期経営計画の達成のほか、商業施設の開発および運営、海外投資に注力し、近いうちに次の中期経営計画を立案する方針。