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都内最大級の市街地再開発「二子玉川ライズ」が本格始動

「FUTAKOTAMAGAWA rise(二子玉川ライズ)」全体計画完成予想パース

 都内最大級の再開発事業として注目されている「二子玉川東地区第一種市街地再開発事業」(東京都世田谷区)のプロジェクト名称が「FUTAKOTAMAGAWA rise(二子玉川ライズ)」に決定。同時に、核となる商業・オフィスエリアの工事がスタートした。

 同事業は、東京急行電鉄(株)と東急不動産(株)が組合員として参加する、総施行面積約8.1ha、総事業費約997億円の再開発事業。事業地は、東急田園都市線「二子玉川」駅前から多摩川沿いに広がるエリアで、良好な環境を生かしながら、駅前の商業・ビジネス機能の充実、自然と調和したまちづくり、周辺道路の整備による安全で快適な複合都市の創出をめざす。建物外観、ランドスケープデザイン監修に、テレンス・コンラン氏率いる「コンラン&パートナーズ」を起用した。

 再開発は、駅側からI、II、IIIの3街区に分かれており、駅に最も近いI街区には、延床面積約1万7,000平方メートルの商業施設と従前権利者が出店するモールを含んだ商業施設(延床面積約1万1,000平方メートル)、業務施設、交通広場などを整備。II街区には、従前権利者向け店舗と商業権利者向け住宅(延床面積約7,000平方メートル)が整備される。

 また、III街区には、東急電鉄と東急不動産が大規模マンション「二子玉川ライズタワー&レジデンス」を整備。同事業は、地上42階建て1棟、地上28階建て2棟、6階建て2棟の計5棟の分譲マンション約1,000戸を供給するもので、07年12月に先行着工している。08年秋頃にモデルルームをオープンし、約900戸を販売する予定。

 商業・オフィスについては11年3月開業、マンションについては10年5、7月に竣工させる予定。


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