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マンション管理「満足」が9割以上/東急コミュニティー「マンション管理と住まいのアンケート調査」

 (株)東急コミュニティーは21日、同社が管理受託しているマンションの居住者(世帯主または配偶者)を対象に実施した「マンション管理と住まいのアンケート調査」の結果を発表した。

 同調査は、業務・サービス品質の向上を目的に、同社の管理に対する要望から住まいに関する志向までを調査するもの。1986年より2年毎に継続実施しており、今回で11回目となる。 
 07年11月下旬~12月中旬にかけて、北海道から九州までの全国の管理実施区域にて4,000世帯を対象に実施。有効回答数は1,717世帯(回収率42.9%)。

 これによると、現在住んでいるマンションの管理における総合的な顧客満足度の質問では、「かなり満足」「やや満足」が前回調査よりポイントアップ。合計で91.3%(前回:82.6%)と、9割以上の満足度が得られていた。
 管理に関する意識調査においては、管理組合活動への参加状況に関する質問で、管理組合の委員会活動参加率が上昇、「よく参加」「時々参加」の合計が、前回の27.5%から45.6%にアップした。
 管理会社に期待する管理組合へのサポートについては、「共用設備の機能の維持」と「共用設備の異状時の対応」に、ほぼ6割が期待していると回答。建物の修繕計画、劣化度調査、防災・防犯などに関するサポートへの期待も約4割を占めるなど、資産保全、安心・安全への志向が高い結果となった。
 また、今後の住宅計画については、「リフォームして住み続ける予定」がほぼ半数、次いで「リフォームせずに住み続ける」が約3割。「住み替える予定」は12.6%で、前回(14.5%)に比べて減少、永住意向の高まりが明らかとなった。


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