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丸紅と共同で、中国での開発事業に参入/東急不動産

瀋陽プロジェクト完成予想図

 東急不動産(株)、丸紅(株)と香港財閥である新華集団(Sun Wah Group)はこのほど、三社共同で中国の瀋陽市瀋河区において複合開発を行なう開発会社を設立した。3社は共同で特別目的会社を設立し、開発会社に100%出資する形をとる。持分株式は、丸紅が25%で東急不動産が5%。

 開発用地は、瀋陽市の中心である瀋河区の中央部の、南側に市政府広場および市政府をのぞむ場所で、土地面積は2万7,100平方メートル。第1期では、分譲用住宅2棟(総戸数約900戸、7万4,082平方メートル)および商業施設(第2期のものとあわせ9万8,202平方メートル)を開発。第2期では商業施設、第3・4期ではオフィス2棟(7万9,736平方メートル)の開発を行なう。第1期の分譲住宅は2008年冬頃の販売開始を予定している。

 東急不動産が中国において事業を手がけるのは、同プロジェクトが初めて。同事業を通じて、中国における不動産事業の経験およびノウハウの蓄積を行なうとともに、今まで培った経験を生かすことにより、今後の中国における事業展開へつなげていく、としている。

 竣工は、第1期が09年9月、第2期が11年6月を予定。


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