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今夏「ホームナビ」を一新、ストック活用推進策の研究も強化/FRK

「われわれ不動産流通業者に求められるものは、住宅情報の提供ではなく、住まい方の提案。ストック活用を促進するため、既存住宅市場を求めるユーザーの生活スタイルや家族構成などについて調査研究を行なっていく」と語る、岩崎芳史理事長

 (社)不動産流通経営協会(FRK)は24日、虎ノ門パストラル(東京都港区)で、第39回定時総会および理事会を開催。平成20年度事業計画・収支予算案などを承認・可決した。

 今年度は、インターネットホームページ「ホームナビ」システムを、今年7月、10年ぶりにリニューアルする予定で、利便性とセキュリティを向上させることで、利用促進を図る。また、既存住宅流通量の調査、住み替えの要因分析による既存住宅の潜在的需要量と今後の需要動向調査といったストック活用を推進するための調査研究事業を拡充していく。

 総会後の懇親会で挨拶に立った理事長の岩崎芳史氏は、「既存住宅市場は、この1年新築市場に引きずられるように厳しい市況が続くだろうが、中長期的には先行きが明るい。住生活基本法にあるとおり、われわれ不動産流通業者に求められるものは、住宅情報の提供ではなく、住まい方の提案になってくる。ストック活用を促進するため、既存住宅市場を求めるユーザーの生活スタイルや家族構成などについて調査研究を行なっていきたい」などと語った。


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