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都心の空室率、2.86%に上昇/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画は24日、2008年3月度の全国5大都市圏(札幌、東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況の確定値をまとめた「オフィスサーチ 2008年6月号」の発行に先駆け、賃料および空室率を発表した。
 08年3月1日~31日までの期間にテナント募集を行なったオフィスビル合計1万372棟を対象に調査を行なったもの。
 
 これによると東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均賃料は、坪単価3万1,841円(前月比253円ダウン)で、4ヵ月ぶりの下落。平均空室率は2.86%(前月比0.16ポイント増)に上昇、空室率が2.85%を超えたのは14ヵ月ぶりとなった。
 同社では今回の空室率上昇について「サブプライムローン問題以降の世界的な景気後退を受けて多くの企業が伸び悩む中での空室率上昇であり、一時的なもので終わるとは考えにくい」としている。
 
 なお、「オフィスサーチ 2008年6月号」は08年5月下旬の発行を予定している。


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