野村不動産アーバンネット(株)はこのほど、「住宅地地価」と「中古マンション価格」の動向に関する調査データを発表した。
それによると、首都圏エリアの「住宅地地価」調査地点のうち、71.2%が値下がりしており(前回49.6%)、値上がった地点は0%であることが明らかになった。
また、2008年1-3月期の「住宅地地価」は、首都圏エリア平均で▲3.8%(前回▲2.1%)となり、過去10年で最も大きな下落となった。「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で▲1.9%(前回▲1.1%)の下落となった。
年間ベースでみると、首都圏エリアの値上がり地点割合は19.2%(前回63.2%)、値下がり地点は58.4%(前回18.4%)。
また、年間の地価変動率は、首都圏エリア平均で▲3.7%(前回+3.2%)と下落に転じた一方で、中古マンション価格変動率は、首都圏エリア平均で▲0.5%(前回+2.8%)となっており、同社では、新築マンションの発売が減少傾向にあるなか、中古マンション価格は下げ基調ながらも、取引は堅調に推移していると分析している。