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市場環境悪化の影響で減収減益/住生活グループ08年3月期決算

 (株)住生活グループは4月30日、2008年3月期決算を発表した。

 当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は1兆1,038億3,900万円(前期比▲1.8%)、営業利益は357億3,700万円(同▲37.3%)、経常利益は377億1,600万円(同▲44.1%)、当期純利益は177億800万円(同▲49.7%)。

 改正建築基準法施行の影響で、新設住宅着工戸数が大幅に減少し、売上高は前期に比べ微減。利益面では、市場競争の激化や資材価格の高騰、年金資産の運用悪化による退職給付費用の増加などから、大幅な減益となった。

 セグメント別では、住宅関連事業においては、売上高8,119億5,700万円(同▲2.8%)、営業利益350億500万円(同▲33.5%)と減収減益。ビル関連事業では、商品バリエーションの強化、「開発・営業・生産・工事」の一貫供給体制構築などによる拡販に努め、売上高は2,771億8,400万円(同1.0%増)と、わずかに増収。しかし、工事収益性の低下などもあり、営業利益は22億7,000万円(同▲60.1%)と減益であった。 

 次期については、各種のコストダウン・合理化施策の実行を継続するとともに、需要創造型・市場開拓型の商品投入など、新たな成長機会の発掘にも注力していくとし、売上高は1兆1,300億円(同2.4%増)、営業利益は500億円(同39.9%増)、経常利益は520億円(同37.9%増)、当期純利益は270億円(同52.5%増)を見込んでいる。 


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