野村不動産ホールディングス(株)2日、2008年3月期決算を発表した。
当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は4,114億9,300円(前年同期比12.1%増)、営業利益698億2,100万円(同28.4%増)、経常利益602億9,100万円(同27.1%増)、当期純利益352億5,400万円(同34.1%増)と、大幅な増収増益となった。
主力の住宅事業は、分譲事業が大規模物件を中心に期末完成在庫275戸を計上したものの、計上戸数3,810戸(同1.5%増)、売上高1,970億6,400万円(同12.0%増)を記録。全体でも売上高2,388億200万円(同10.3%増)、営業利益260億6,600万円(同10.3%増)となった。
また、ビル事業は新規稼働等が寄与し、売上高568億8,900万円(同10.8%増)、営業利益94億1,400万円(同12.4%増)。資産運用部門は、運用資産残高が1兆円を超えるなど、売上高805億5,500万円(同16.1%増)、営業利益347億7,800万円(同73.5%増)。仲介・販売受託事業は、ファンド等の業者間取引が低迷し、売上高301億8,200万円(同▲8.5%)、営業利益63億9,100万円(同▲8.2%)と減収減益だった。
なお、次期については、連結売上高5,000億円、営業利益715億円、経常利益615億円、当期純利益355億円を見込んでいる。