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売上原価や販管費の増加により増収減益/藤和不動産08年3月期決算

 藤和不動産(株)はこのほど、2008年3月期決算を発表した。

 当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は1,627億5,000万円(前年同期比13.2%増)、営業利益127億8,900万円(同▲30.3%)、経常利益92億6,300万円(同▲42.7%)、当期純利益56億3,600万円(同▲52.6%)となった。

 不動産販売事業は、主力のマンション分譲が売上戸数4,233戸と、前期比482戸の増加となったものの、用地取得費の高騰および建築費の上昇により売上原価が増加。また、販売ペースの鈍化に伴う販売期間の長期化により、販売管理費も増加した結果、売上高1,504億500万円(前期比14.4%増)、営業利益113億4,300万円(同▲29.2%)となった。

 仲介事業では、藤和不動産流通サービス(株)の関西地区での新規出店など、営業力強化の取組みにより、売上高50億8,100万円(同15.4%増)、営業利益8億8,700万円(同▲24.1%)に。

 そのほか、会計処理の変更に伴う過年度販売直接費や、販売用不動産評価損などにより、特別損失63億3,900万円を計上した結果、大幅減益となった。

 09年3月期の連結業績は、売上高1,850億円、営業利益130億円、経常利益80億円、当期純利益43億円を見込む。


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