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6期ぶりの営業・経常減益に/住友不販08年3月期決算

 住友不動産販売(株)は9日、2008年3月期決算を発表した。

 当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は709億800万円(前年同期比0.8%増)、営業利益188億1,400万円(同▲10.1%)、経常利益193億8,100万円(同▲9.7%)、当期純利益115億200万円(同4.6%増)。営業利益、経常利益が前年割れとなったのは、6期ぶりのこと。純利益については、特別損失による影響が無かったため過去最高記録を更新した。

 主力の仲介業務は、全国で7店舗を新設したほか、インターネット営業ツールの拡充など営業力強化を図り、リテール部門の仲介件数は増加。ホールセール部門は減収となったものの、事業全体の取扱高は1兆1,078億5,000万円(同5.3%増)、取扱件数2万9,753件(同1.9%増)、手数料収入529億300万円(同1.9%増)。手数料収入は過去最高を記録したものの、広告費の増加等で営業利益は191億9,000万円(同▲2.1%)となった。

 受託販売業務は、販売期間の長期化等により営業原価がかさんだが、取扱件数6,721件(同11.5%増)、営業収益71億1,900万円(同10.3%増)、営業利益12億3,200万円(同1.8%増)。賃貸業務は、平均賃料の上昇により、営業収益26億3,200万円(同3.0%増)、営業利益14億9,400万円(同5.8%増)となった。

 なお、次期は、連結売上高733億円、営業利益197億円、経常利益200億円、当期純利益116億円を予想している。


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