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7期連続で最高益更新/東急不動産08年3月期決算

 東急不動産(株)は9日、2008年3月期決算を発表した。

 当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は6,334億600万円(前年同期比10.4%増)、営業利益820億6,400万円(同24.4%増)、経常利益754億2,700万円(同24.8%増)、当期純利益286億9,600万円(同▲8.5%)となった。経常利益ベースでは、7期連続で過去最高益を更新した。前期における税金費用の戻入の反動等や、減損損失137億円など特別損失183億円を計上したことで、当期純利益はマイナスとなった。

 分譲部門は、マンション3,568戸(同9.8%増)、建売住宅444戸(同▲8.0%)などを販売。売上高1,770億円(同15.6%増)、営業利益209億円(同10.5%増)となった。期末時点での、次年度売上予定に対する契約済み割合は53%(同▲2ポイント)となっている。

 また、賃貸部門は、SPCを通じたビル売却による配当増、前期開業したビルの通期稼働などがあり、売上高1,201億円(同18.5%増)、営業利益536億円(同50.2%増)と伸長したが、仲介部門は不動産流通市場の悪化の影響で売上高543億円(同▲2.1%)、営業利益67億円(同▲21.4%)となった。

 なお、時期については、連結売上高6,400億円、営業利益720億円、経常利益640億円、当期純利益300億円を見込んでいる。


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