（株）アトリウムは9日、（株）リプラスとの業務提携を発表した。これに伴い、リプラスが実施する第三者割当増資によって発行される株式1万3,140株（持ち株比率4.2％）を引き受け、アトリウムが保有する（株）ビジュアルリサーチの株式4,632株（持ち株比率73.7％）をリプラスに譲渡する。
アトリウムは、不動産流動化事業、サービサー事業、不動産融資保証事業、戦略投資事業をコア事業として進めており、不動産情報パイプラインの深耕を目的に、2007年10月よりビジュアルリサーチを通じて家賃保証サービス事業への参入を準備していた。一方、滞納家賃保証を事業の核として不動産管理会社向けの業務支援サービス拡充を企図しているリプラスが順調に契約件数を拡大させ損益分岐点を越えていることから、両社で相互補完できる事業分野があると判断、業務提携に至った。
具体的には、補完できる事業領域および得意とする事業領域での協業を行なっていくとし、その第一弾として、ビジュアルリサーチの株式を移転、リプラスのインフラのもとで商品を強化するほか、新商品を開発していきたい考え。
また、今後、リプラスを通じて不動産情報を取得し、物件取得機会の拡大を図っていく方針。